2014年08月16日

銀行融資や資金調達のセミナーって?

銀行融資や資金調達のセミナーと聞くと、長年銀行で融資に携わってきた私は、「何をやっているのかな」と興味津々です。

融資審査の基本は、@ 何のために必要なお金か? A どうやって返済するのか? B 返済できなければどうするのか? C 借りる人(会社)は信用できるか? まあ、これだけ押さえておけばいいでしょう。

@ は資金使途といいますが、原則必要のないお金は融資しません。 A は事業計画だったり、資金繰りだったりします。B は不動産担保や信用保証協会の保証などです。 最近は人的担保(保証人です)や不動産担保に頼らない「目利き」による融資にシフトしようという大きな動きがあります。「目利き」が銀行にたくさんいれば言うことはないのですがね・・・(笑)
 
C は、これはもう総合判断で、銀行により、審査する人によって大きく異なる判断となることが多いです。 どこの銀行でも融資している先を最低1年に1度は決算書などをもとに格付けしており、格付けごとの大まかな融資方針を決めている銀行もあります。 格付けによって基準金利を定めている銀行もありますが、そうでない銀行でも金利を決める指標にはしています。

このようなことはある程度世間の方もわかっておられるようで、それで「資金調達セミナー」に「銀行の格付けの上げ方」などという、プログラムが入っていたりします。
この種のセミナーに参加したことはありませんが、税金逃れの粉飾をしない、適切な勘定科目を使う、バランスシートのリストラを行うといった程度のことのようです。 

東京の工藤税理士がとてもわかりやすく有益な情報を公開されています。
http://www.kaigyou-sougyou.com/category/1626392.html

松山支店長のとき、粉飾が明らかになった取引先は、何年も4つの決算書をつくっていました。 
@ 税務申告用 A メイン銀行用 B 苦しくなってからの銀行用 C 本物 (笑)

これは特別ですが、銀行は主に決算書の数字をまずは何も考えずに、スコアを出すソフトフェアに入力するので、とりあえず決算書をきれいにするのは効果ありかもしれません。
しかしこれで終わりでなく、いろいろな観点から精査するので小手先のテクニックでは誤魔化されません。
また、個別の融資案件審査にあたって、採り上げるか謝絶するかの決定に、格付はほとんど関係ありません。(もちろん、金融庁の債務者区分「破綻懸念先」以下に紐付けされた格付では融資できませんが)

一所懸命考えて、誠実に仕事して、事業価値を高めた結果として、知らないところで銀行の格付けが上がってくるわけで、強引に格付を上げようとするのは何か違うなと感じます。
セミナーで時間を使って、よくわからない銀行融資のことをあれこれ考えるより、自身の事業のことを真剣に考えることをお勧めします。

そして、資金調達が必要なときは広島のシェアオフィス「アントレプラット広島(HELP)」 http://entre-p.jp/ にご相談ください。



posted by HELP STAFF at 19:28| Comment(0) | 日記
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