2014年08月29日

創業補助金の採択おめでとうございます!

本日午後、平成25年度補正予算 創業補助金(創業促進補助金)6月30日締切分について、採択結果の発表がありました。 今回は、7,649件 の応募に対し、採択されたのは 2,363件で、わずか 30.9%の採択率となりました。
初回は83%、前回は 47.8%でしたから、かなり厳しくなったと言えます。

採択された皆さん、おめでとうございます。

なお、当「アントレプラット広島」(HELP)がお手伝いしたものは、6件中4件が採択されました。 

採択されなかった2件は、いずれも事業計画書としては完成度が高く、事業性も良好だったのですが・・・

1件はFPとしてのコンサル事業ですが、金融保険業は信用保証協会の保証対象外でもあり、業種がら採択は極めて難しいと最初から覚悟のうえの申請でした。

もう1件は採択されるだろうと思っていましたが、一般的にはまだ高級と思われている輸入車を対象とした広告事業なので、審査員の共感を得にくかったのではないかと分析しています。

採択された事業テーマを見ると、地域活性化関連のものが多く、事業そのものはごく単純な飲食業などでも、このテーマにのせてしまえば採択されやすいようですね。

さて、採択された皆さん! 浮かれていてはいけません。 

大変なのはこれからです。

まず300万円お金を使ってから資金請求しますが、補助金が入金されるまで2ヶ月はかかります。 潤沢な資本がない場合は、まずはそれまでの資金調達をしなくてはいけません。

200万円の補助金を引当として、同額の融資は受けやすいですが、300万円借りようとするとかなりハードルが高いです。

資金調達が無事できてもまだ安心できません。補助金申請には、使ったお金についてすべて、カタログ、選定理由書、請求書、納品書、領収証 を揃える必要があり、これらがないと補助金は出ません。

私がコンサルして、昨年創業補助金採択された方は、会社設立時の司法書士報酬について納品書がないということで補助金申請が通らず困っておられました。 

司法書士の報酬は、サービスの対価で納品ではないし、会社も設立できているので何の問題もないでしょうと意義を申し立てたのですが、「納品書が出せなかったら補助金が出せないだけです」と言われ唖然!

しょうがないので、司法書士にお願いして半年以上まえの日付で「納品書」をつくってもらい提出しました。 すると、その後10日くらいして、納品書に「納品物が問題なかった旨の記述と検収印がない」ので不備だとのお達し。

ついでに言うと、WEBサイトの納品書も求められました。
なかなか補助金申請が通りません・・・・

最初に説明会でそのようなことは説明されているので、揃えていない方が悪いとも言えますが・・・
なんともコメントできません。

お金を使うときはくれぐれもご注意を。 あとで書類を揃えようとするとすごく大変ですよ。

この他、中間検査対応や事業完了報告書作成などいろいろと本業以外での仕事が発生します。 もし、ご面倒でしたら、アントレプラット広島(HELP)にご相談くださいね。 082−236−7867
http://entre-p.jp 
posted by HELP STAFF at 21:53| Comment(0) | 創業

2014年08月16日

銀行融資や資金調達のセミナーって?

銀行融資や資金調達のセミナーと聞くと、長年銀行で融資に携わってきた私は、「何をやっているのかな」と興味津々です。

融資審査の基本は、@ 何のために必要なお金か? A どうやって返済するのか? B 返済できなければどうするのか? C 借りる人(会社)は信用できるか? まあ、これだけ押さえておけばいいでしょう。

@ は資金使途といいますが、原則必要のないお金は融資しません。 A は事業計画だったり、資金繰りだったりします。B は不動産担保や信用保証協会の保証などです。 最近は人的担保(保証人です)や不動産担保に頼らない「目利き」による融資にシフトしようという大きな動きがあります。「目利き」が銀行にたくさんいれば言うことはないのですがね・・・(笑)
 
C は、これはもう総合判断で、銀行により、審査する人によって大きく異なる判断となることが多いです。 どこの銀行でも融資している先を最低1年に1度は決算書などをもとに格付けしており、格付けごとの大まかな融資方針を決めている銀行もあります。 格付けによって基準金利を定めている銀行もありますが、そうでない銀行でも金利を決める指標にはしています。

このようなことはある程度世間の方もわかっておられるようで、それで「資金調達セミナー」に「銀行の格付けの上げ方」などという、プログラムが入っていたりします。
この種のセミナーに参加したことはありませんが、税金逃れの粉飾をしない、適切な勘定科目を使う、バランスシートのリストラを行うといった程度のことのようです。 

東京の工藤税理士がとてもわかりやすく有益な情報を公開されています。
http://www.kaigyou-sougyou.com/category/1626392.html

松山支店長のとき、粉飾が明らかになった取引先は、何年も4つの決算書をつくっていました。 
@ 税務申告用 A メイン銀行用 B 苦しくなってからの銀行用 C 本物 (笑)

これは特別ですが、銀行は主に決算書の数字をまずは何も考えずに、スコアを出すソフトフェアに入力するので、とりあえず決算書をきれいにするのは効果ありかもしれません。
しかしこれで終わりでなく、いろいろな観点から精査するので小手先のテクニックでは誤魔化されません。
また、個別の融資案件審査にあたって、採り上げるか謝絶するかの決定に、格付はほとんど関係ありません。(もちろん、金融庁の債務者区分「破綻懸念先」以下に紐付けされた格付では融資できませんが)

一所懸命考えて、誠実に仕事して、事業価値を高めた結果として、知らないところで銀行の格付けが上がってくるわけで、強引に格付を上げようとするのは何か違うなと感じます。
セミナーで時間を使って、よくわからない銀行融資のことをあれこれ考えるより、自身の事業のことを真剣に考えることをお勧めします。

そして、資金調達が必要なときは広島のシェアオフィス「アントレプラット広島(HELP)」 http://entre-p.jp/ にご相談ください。



posted by HELP STAFF at 19:28| Comment(0) | 日記