2014年07月23日

広島のインキュベーション関連施設

インキュベーターとは、もともとは卵をふ化させるとか、卵から雛にかえすという意味で使われていましたが、生まれたばかりの乳児を育てる保育器もインキュベーターと言われます。 そこから転じて、創業前、創業直後の起業家を育て、独り立ちできるように様々な支援をする施設を「インキュベーション施設」と言います。

広島のシェアオフィス「アントレプラット広島(HELP)」は便利で安価なシェアオフィスを提供するだけでなく、専門家が常駐して起業家を支援する、正に、そのインキュベーション施設ですが、最近関連施設の廃止、誕生、移転、拡張など、広島ではかなり動きがあります。

広島の民間インキュベーション施設としては、中国電力が運営していた「SOHO国泰寺倶楽部」が最も権威があり、これまで多くの起業家を広島社会に送り出してきました(当社もここで2ヶ月半ほど開業準備させていただきました)が、残念ながら今年6月いっぱいで閉鎖となりました。

このことが引き金となったのか、よくわかりませんが、広島市内に次々と民間の「コワーキングスペース」という新しい形のシェアオフィスが誕生しています。

今年4月、アントレプラット広島(HELP)はあえて「コワーキング」を避け、専門家が常駐して起業家を常時支援するという日本で初めての試みをスタートさせました。

先月は、長年広島市西区井口明神で運営してきた広島信用金庫さんのインキュベーション施設が、市内中区舟入南にリニューアル移転してきました。

このように、いろいろな動きがありましたので現時点でどうなっているのか?を調べ、それらの最新情報をホームページにまとめてみました。 

こちらを御覧ください→ http://entre-p.jp/incubation.html 
posted by HELP STAFF at 20:50| Comment(0) | 日記

2014年07月18日

広島銀行の「創業支援ローン」 A

前回ブログで、広島銀行の「創業支援ローン」に大いに驚き、これまでの銀行の常識を超えているという記事を書きましたが、どこがすごいのかイマイチ分からないというお声がありましたので解説します。(^^)

・銀行の融資は、返済が受けられない場合に、代わりにその一部または全部を支払ってもらえるように予め保険をかけているものと、そうでない融資(プロパー融資)があります。

・前者の融資のうち、消費者対象のローンは、クレジット会社などに、事業資金は、主に信用保証協会に保証をお願いしています。

・これまで銀行が行う創業資金融資は、ほとんどが公的機関の制度に乗った信用保証協会保証付きの融資でした。このような制度の保証ですと、返済不能になった場合、銀行は信用保証協会から融資金の100%を返済してもらえます。(代位弁済といいます)
つまり、リスクゼロで融資ができるわけです。

ところで・・・・・

・銀行の融資審査の手法は、基本的には過去のデータ、具体的には最低でも過去3期分の財務諸表(決算書などです)の分析を基礎としたうえで、申込のあった融資の資金使途や、今後の収支、資金繰りなどの検討となります。 

・その点、これまでの実績が何もない創業融資は事業計画書がすべてなので、これまでの銀行が得意とする伝統的審査手法がまったく通用しません。

・それでは、信用保証協会の与信管理(融資金が返済されるかどうかの審査)がうまくいっているのかというと、そうでもないようです。

・平成25年3月期の広島県信用保証協会の決算を見ると、銀行などからの保証料収入が63億円に対して、返済不能となった銀行融資の肩代わり(代位弁済)が104億円(責任共有負担金 10億円差引き後)となっています。

・これだけでは41億円の大赤字になりますが、どっこい銀行融資の保証をしたものはすべて日本政策金融公庫に保険をかけているので大丈夫です。 この保険料支払が31億円に対して、代位弁済に対する保険金収入が94億円(責任共有負担金 4億円差引き後)もあるのです。 差し引き22億円のプラスとなりますので信用保証協会は安泰です。

・日本政策金融公庫は全国の信用保証協会からこのマイナスを押し付けられて大変! と思いますね。 さらに、公庫が独自に行っている融資事業も常に赤字でいったいどうなるのでしょう? 最近は景気が上向き、公庫の赤字も100億円単位で治まってきました(平成26年3月期)が、わずか4年前は1兆1千億円の大赤字でした。

・でも安心してください。株式会社日本政策金融公庫の株は政府が100%保有しているので大丈夫です。 

・つまり、創業融資を担ってきた信用保証協会の保証付き融資、日本政策金融公庫が行う融資のリスクはすべて税金で賄われているというわけです。

・解説が長くなりましたが、そうした領域にあえて自らのリスク(プロパー融資)で創業融資をしようというチャレンジ精神がすごいなと思った次第です。

・まったく別の観点ですが、事業をきっちりと見る、いわゆる「目利き」ができる銀行員を育てるという意味では、とても有意義な商品になるかもしれませんね。
posted by HELP STAFF at 19:16| Comment(0) | 日記

2014年07月17日

広島銀行の「創業支援ローン」

7月2日の中国新聞朝刊でも紹介された、ひろぎんの「創業支援ローン」

ひろぎんOBとしては内容を聞いて大いに驚きました。
これまでの銀行の常識を超えています!

・信用保証協会付きでなく、全くのプロパー融資!
・創業に必要な資金の80%も融資!
・金利わずか4%程度!(公庫より少し高め?)
・据え置き1年の、運転7年、設備10年!
・保証人原則不要!(法人はガイドラインにより経営者保証も)
・担保は審査による(が、普通はありませんW)
・ホームページ(HP)作成のソフトを無料提供!(KDDIの「JIMDO」をカスタマイズしたらしい)

銀行融資というのは基本的に、全額返ってくるべきものですが、創業した会社のうち3年続くのはわずかという現実への挑戦ですね。 恐ろしいことをするものだと思って、全国銀行をいろいろ調べてみるとボチボチ同種のローンがでているようです。世の中の流れなのですかね・・・

これを担保すべく、@ 融資条件として、しっかりした創業計画書を提出してもらう A 公益財団法人ひろしま産業振興機構から創業サポーターの派遣を受ける制度を利用するとのこと。

私はその「創業サポーター」なので責任重大です。

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